貴重な家具もOK

貴重な木材で作られた古い家具

嫁入り道具として持参してきたタンスや鏡台、祖父の代からずっと使い続けてきた茶卓など、家の中に思い出が染み込んだ愛着のある家具があるお宅は多いものです。そのような家具が壊れたとか、古くなったからといって処分してしまうのはもったいないことです。現在のような合板で作られた家具が出回る前、昭和中頃までの家具は現在では稀になってしまった、ケヤキや桑など貴重な無垢の木材で作られたものが多くあります。引き出しが壊れてしまったとか、本体にキズや割れがついてしまったとか、長年使ううちにはそのようなトラブルはつきものといえます。高価な骨董家具を見るまでもなく、しっかりと作られた家具は家具修理の技術によって再生できるものです。欧米などのように良い家具は家具修理などを行ないながら、子々孫々へと受け継いでいくという風潮も出てきています。

家具の材料による修理の違い

家具の材料として、おおよそ次のものに大きく分けられます。無垢の木材で作られたもの、0.2〜0.3ミリの薄い無垢の突き板を貼って出来た合板で作られたものの2種類があります。無垢の家具はカンナ掛けや研磨が可能で、家具修理においても欠けた部分を同種の木材で補修したり、キズや凹みなどはカンナ掛けや研磨で修復が可能です。一方で合板の家具は、ベースの合板に薄い突き板を貼ったものですからカンナ掛けや研磨はほぼ不可能であり、それが完璧な補修のジャマをしているといえます。家具修理においては分解してしまったパーツの再組み立てや金具交換など、家具本体とは関係ない部分の修理は無垢の家具、合板の家具ともに可能です。一方で塗装を落としての再塗装や、キズや凹みなど本体部分に補修は、無垢と合板の特性の違いにより、合板の家具の方が難易度が高くなる傾向があります。手間や日数が掛かるため費用も高め傾向になるので、その点は留意が必要となります。